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全64卦中の第3卦

水雷屯

屯 · Zhūn

雷が水の下で動く、始まりが即座に困難に出会う衝撃です。屯の字は、若芽が土を押し分けて進むさまを描いており、この卦の意味はまさにそのままです。

始まり 混沌 忍耐 整えること
文王の卦番号
64卦中の3番
構成
雷の上に水
爻(下から上へ)
陽 · 陰 · 陰 · 陰 · 陽 · 陰
漢字
屯 · Zhūn

卦辞

根源。道が通る。正しさを守る者に恵みがある。どこへも赴くな。補佐を立てるとよい。

大いなる可能性と、動くなというきっぱりとした指示との、めずらしい組み合わせです。力は正しく備わっているのに、体制が整っていません。だからこそ最初の仕事は、遠くへ進むことではなく、人を集めることになります。

象辞

雲と雷、これが屯である。それゆえ君子は糸筋を整える。

描かれているのは、生糸をより分けて紡ぐさまです。ここでの混沌は力ずくではなく、辛抱強くもつれをほどくことで解かれます。

この卦の意味

第3卦は、この書がふたつの根源的な力を示したのちに描く最初の状況であり、その配置は意図的です。創造の直後に起きるのは、混乱です。雷が下で動き、水がその上にあるため、始めようとする衝動は本物ですが、それが押し分けて進まねばならない場は危険です。

屯という字は、地面の下で身を曲げた若芽を描いています。それがこの字の意味のすべてです。その圧迫は何かが間違っている印ではなく、内側から芽生えるというのはそういう感覚だということです。

ここでの古典の助言は、めずらしいほど具体的です。どこへも行くな。補佐を立てよ。糸筋を整えよ。三つとも同じことを言っています。始まりが失敗するのは、力の不足よりもはるかに多く、体制の乱れが原因であり、最初の段階の仕事は、進む方向よりも構造にかかわるものだということです。

爻辞はひとつのイメージ、前へ進もうとしない馬をめぐりつづけ、それを三通りに読みます。下では正しいためらい、第二の位では誤解された申し出、そして上ではその同じ動けなさが涙に変わります。この三つのうちどれにあたるかは、その間になすべき仕事がなされたかどうかにすべてかかっています。

占断において

屯が答えとして出たときは、障害が正常なものであり、時機がまだ早いことを告げています。断念を勧めることはめったになく、大胆な行動を勧めることはほとんどありません。

実際的な読み方は、前進しようとするのをやめて、前進を可能にするものを築き始めることです。仲間、体制、役割分担、そして明確な最初の小さな課題です。もし問いが押し進むべきかどうかだったなら、答えはまだ、であり、その理由はあなたが一人だからです。

六つの爻

爻の文は、占いでその爻が変爻となったときにのみ読みます。ここでは卦が描かれる順に、図の上から下へと並べてあります。

  1. 上六

    馬に乗りて班如たり。血の涙、漣如たり。

    何ひとつ整わないまま、この卦は終わりを迎えます。乗り越えられなかった困難は、ただ自ら尽き果てるのです。

  2. 九五

    その膏を屯む。小貞には吉、大貞には凶。

    資源はすでにありながら、まだ大きな規模で分け与えることができません。大がかりに事を行おうとすれば失敗します。

  3. 六四

    馬に乗りて班如たり。婚媾を求めて往けば吉、利あらざるなし。

    第二爻と同じ、進みをためらう馬でありながら、答えは異なります。ここではためらいを終わらせるべきです。

  4. 六三

    鹿を即うに虞なし、ただ林中に入る。君子は幾を見て舎つるに如かず。往けば吝なり。

    案内もなく何かを追いかける状況です。ここで讃えられている技量は、追跡をいつあきらめるべきかを知ることです。

  5. 六二

    屯如たり邅如たり、馬に乗りて班如たり。寇するに匪ず婚媾せんとす。女子貞にして字せず、十年にして乃ち字す。

    近づいてくるものが脅威のように見えて、実は申し出であるという状況です。この爻はすぐに承諾するよりも、長くためらうことを勧めます。

  6. 初九

    磐桓す。居るに貞しきによろし。侯を建つるによろし。

    ためらいが正しいものとして読まれています。始まりにおいてじっと留まるのもひとつの決断であり、この爻はそれが正しい決断だと告げています。

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