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八卦のひとつ

天

乾 · Qián

三本すべてが陽爻であり、陰をまったく含まない唯一の卦です。乾は天を天井ではなく機関として読んだもの、すなわち疲れを知らぬ運動であり、揺らぐことのない方向です。

主導 権威 持久 目的の明確さ
爻(下から上へ)
陽 · 陽 · 陽
象
天
徳性
剛健、始動
家族の位置
父
五行
金
方位
北西 (後天図)
時令
晩秋から冬へ
動物
馬
身体
頭

この卦の意味

乾は三本の陽爻で書かれ、古注はこれを説くのに高さよりも運動を持ち出します。中国の宇宙観において天は世界にかぶせた蓋ではなく、押されずとも回りつづける車輪であり、繋辞伝はこの絶え間ない回転を卦の性格そのものと見ます。天の行くこと健なり、そして休むために止まることはない、というわけです。

混じり気がないゆえに、乾は物事の形ではなく始まりを表します。それは弾みを与えるだけで、かたちは他のものが与えねばなりません。古典が乾を坤と組ませるのは、意図をそれを受け取る素材と組ませるのと同じ理屈です。乾は単独では実質のない方向であり、これを称える文はまた戒めもします。働きかける相手のない力は、第一卦の上爻が描くあの驕りに変わるからです。

家族の体系では乾は父であり、三人の男の子は坤の下爻・中爻・上爻にそれぞれ一本の陽爻を置くことで生まれます。五行では金、後天図では北西、動物は馬。ひとたび道を選べば疲れを知らず、止めるのは容易ではありません。

占断において

乾が大成卦の上半か下半を支配するとき、問われるのはたいてい意志です。問いは「何が起きているか」から「あなたが何を意図するか」へと移り、答えは招かれるのを待つよりも自ら動くほうに味方します。

その影は、同じ性質が止まるべき点を越えた姿です。地面がもう応えなくなっても押しつづけること、粘り強さがただの習慣になってもなお美徳と思うこと。乾はエネルギーを供給せよという指示として読み、そのエネルギーの行き先はもう一方の卦から読み取ってください。

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