☲
八卦のひとつ

火

離 · Lí

二本の陽爻の内に抱かれた一本の陰爻であり、坎をちょうど裏返した形です。離は火であり太陽でもあります。光、知性、美しさ、そしてその三つすべてに伴う依存を表します。

明晰 依存 輝き 執着
爻(下から上へ)
陽 · 陰 · 陽
象
火、日
徳性
附麗、光明
家族の位置
中女
五行
火
方位
南 (後天図)
時令
夏
動物
雉
身体
目

この卦の意味

「離」の字は、この卦に必要な二つの意味をともに担っています。くっつくことと、離れることです。火は薪にくっついており、それなしには一瞬も存在できません。そして同じ炎が、照らすものと暗がりに残すものとを分け隔てます。

ですから離は、古典における意識の卦であり、しかも正直に理解された意識の卦です。明晰さはひとりでに生じるものではありません。身体に、修練に、師に、書物に附いており、その支えが取り去られれば消えます。第三十卦は牝牛を養えという勧めから始まりますが、これは燃え盛る炎に見惚れるのではなく、自分を養ってくれる従順なものの世話をせよという像です。

その連想は見ることと現れることを通って走ります。目、模様のある羽の雉、真昼の南、そして夏。その影は地に足のつかない輝き、その場では眩いのに翌朝には誰も納得させない議論です。中女として、離は坤の受容性を中心へ運び、そこでそれは、炎が燃えるために必要な空洞となります。

占断において

離は、その状況が何の上に載っているのかを問います。たいていは、はっきり見ることが可能であること、そしてその見ることが、あなたが保ちつづけねばならない何かに依存していることを示します。

占断では離を知性として読み、対になる卦を薪として読んでください。離が重なったときは大きな明晰さを見込みつつ、誰かが火をくべる手を止めていないかを確かめてください。

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