地沢臨
臨 · Lín
図の下方で二本の強い爻が伸び上がる様子は、光に満ちた半年が戻ってくることに似ています。この卦は伸長の季節を描き、それが終わる月を名指しします。
卦辞
臨は、元いに亨る。貞しきに利あり。八月に至りて凶有り。
類のないほど具体的です。この良い時期は本物であり、測ることができ、そしていつ反転するかを古典はすでに今、告げています。
象辞
澤上に地有り、臨なり。君子以て教思窮まり無く、民を容保すること疆り無し。
臨は人へ近づいていくこととして読まれます。どちらの教えも、注意を払い続ける能力についてのものです。
この卦の意味
臨には二本の陽爻が下から押し上げており、古典はそれを戻ってくる光として読みます。季節の卦の連なりに属し、その位置は十二月にあたり、この先に一年が開けていきます。
だからこそ卦辞は、他のどこにもしないことをします。期限を告げるのです。八月に至れば凶があるとするのは、その頃には陽爻がすでに頂点を過ぎ、図が反転して第二十卦になっているからです。吉と、その時期の両方が同じ言葉のうちに示されています。
爻は書中でもっとも好ましいものに数えられ、近づき方の種類を区別しています。仲間とともに進むことは二重に良いとされます。魅力だけを頼りに進むことはそうではなく、第三爻の処方はきわめて軽やかです。それを気にかけさえすれば、咎めは消えます。第五爻の知る近づき方は、何を他者に委ねるべきかを知ることを意味します。上爻の篤い近づき方は、もはやその必要がなくなった立場から、それでも助けに戻ることを意味します。
象辞はこの全体を教えの営みとして読みます。教えることへの尽きせぬ意欲と、教えを受ける人びとへの限りない寛容です。
占断において
答えとして出た臨は、閉じていくのではなく開いていく、好ましい時期を表しています。進み、教え、責任を引き受け、その事柄にかかわるものへ近づいてください。
ただひとつの条件は時間です。この卦は季節が変わることをはっきりと述べており、その助言は、今のうちに仕事を進め、状況が変わっても残るものを築くことにあります。魅力だけではそれを支えきれません。
六つの爻
爻の文は、占いでその爻が変爻となったときにのみ読みます。ここでは卦が描かれる順に、図の上から下へと並べてあります。
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上六
敦臨。吉にして咎无し。
もはやその必要のない立場から、それでも助けに戻ってくることです。実質を伴い、無理がありません。
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六五
知臨。大君の宜しき、吉。
いつ任せ、誰を信じるかを知って進むことです。支配する爻です。
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六四
至臨。咎无し。
近道なしに、完全に触れ合うことです。図の初めまで手を伸ばす爻です。
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六三
甘臨。利する攸无し。既に之を憂うれば、咎无し。
魅力だけを頼りに進むことです。この爻が示す出口は、問題に気づくことそれ自体にほかなりません。
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九二
咸臨。吉にして利あらざる无し。
同じ動きが、今度は無条件になったものです。書中でもっとも好ましい爻辞のひとつです。
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初九
咸臨。貞にして吉。
図の最下段で、仲間とともに進むことです。誰ひとり単独ではこれを行っていません。
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