♈
牡羊座
用件を抱えて訪れ、それが片づけば立ち去る。しかし「茶碗の2」が重んじるのは、ただ腰を据えて座ることです。このテーブルでは何も決着しませんが、それこそがこの絵の要点です。実用的な時間を超えて、会話をじっくりと続けさせてください。絆というものは、何の目的も持たない時間にこそ生まれるものです。
♉
牡牛座
選び抜いた相手には惜しみなく注ぎますが、急須は自分の側に置きがちです。絵の中の茶碗はどちらも同じ大きさで、急須はその中央にあります。自分が相手をもてなしているだけなのか、それとも対等な存在として受け入れているのかを問い直し、重荷の半分を相手にも背負わせてみてください。
♊
双子座
その場に深く腰を落ち着けることなく、座を盛り上げ続けることができます。「茶碗の2」は演技を捨て、存在そのもので向き合うことを促します。絵の二人は話の途中でくつろぎ、誰も発言の順番など数えていません。用意した話題が尽きるまで、ひとりの相手とじっくり過ごしてください。話題の先に現れるものこそが、このカードの本質です。
♋
蟹座
お茶を注ぐことこそがあなたの愛情表現ですが、このカードはその逆の流れを問いかけます。急須を分かち合うとは、両方の茶碗が満たされるということです。返すべき負債に変えてしまうことなく、静かに座って世話を受け入れられるかどうか確かめてください。受け取ることは、あなたにとって差し出すこと以上に難しいことですが、このカードが求めているのはその姿勢です。
♌
獅子座
あなたの温かさは部屋全体を満たしますが、このテーブルには椅子が二脚しかありません。対等であるとは、急須が空になるまでずっと話を独占しないということです。二つ目の質問を投げかけたら、言葉を止めて耳を傾けてください。湯気は両方の茶碗から立ちのぼり、頭上で合流します。それには、二つの茶碗の両方から湯気が立っていなければなりません。
♍
乙女座
話題や時間配分、解決すべき問題など、すべてを整えて臨もうとします。しかし「茶碗の2」が求めるのは、もっと素朴でささやかな日常の所作です。腰を下ろし、注ぎ、聞き、また注ぐ。この情景には整然と管理されたものは何一つなく、目の前の友人も管理を必要としていません。
♎
天秤座
調和を保つことがいつもの流儀ですが、本物の合意はそれとは異なります。このカードが描くのは、遠慮し合う二人ではなく、心底くつろぎ合っている二人です。少し言いにくい率直な真実をテーブルに出してみて、その友情がそれを受け止められるか確かめてください。対等であるとは、波風を立てる権利が認められているということでもあります。
♏
蠍座
信頼する前に相手を試そうとしますが、このカードはすでに差し出された茶碗から始まります。このデッキにおいて、差し出された茶碗は差し出された心と同義であり、差し出すという行為そのものが、ほとんどの役目を果たしてくれます。いつもの厳しい審査にかけることなく、そのまま受け取ってください。激しさは親密さとは異なり、このテーブルが求めているのは親密さのほうです。
♐
射手座
どこでも友人ができ、どこにも留まらないため、知り合いの数は多くても同じ急須を二度分かち合うことはめったにありません。このカードが描くのは、色が出るまでじっくりと抽出された友情です。途中で言葉を残したまま離れたテーブルへ戻ってみてください。ここでの深まりは、さらに遠くへ出ていくことではなく、戻ることから生まれます。
♑
山羊座
人間関係に目的を求めがちですが、この関係には何も必要ありません。カードの中では学者と富豪が、茶以外の何物も挟まずに同席し、損得の勘定など誰もしていません。何の成果も目指さずに、誰かと一時間を過ごしてみてください。茶屋の戸口の外に置いてくるよう求められているものこそ、実用性です。
♒
水瓶座
誰に対しても友好的でありながら、誰とも深く親密にならない。それは偶然ではなく、意図的に選んできた構えです。「茶碗の2」は、身を隠す聴衆のいない、同じ目線の二人だけの席を用意しています。特定の誰かと正面から向き合い、自分だけの素顔を打ち明けてみてください。
♓
魚座
相手とすぐに同化してしまいがちですが、この絵では二つの別々の茶碗から湯気が立ちのぼり、それから一つの雲になります。自分と相手の境界がどこにあるかに気づいてください。このような友情が続くのは、双方が自分自身のままであり、急須がどちらか一方の茶碗だけに注ぎ切られることなく中央にあるからです。