②
六爻の第2位
二爻
二 · Èr
下卦の中央の爻。「中」を得ることは易経における最も確かな吉兆であり、二爻はその徳を備えています。
中
官吏
均衡
静かな力量
- 位置
- 下から2番目
- 八卦
- 下卦
- 位
- 陰の位
- 中正
- 中 (中)
- 応爻
- 五爻
- 古典的呼称
- 二 (Èr)
その意味
六つの位のうち、中央に位置するものは二つあります。すなわち二爻と五爻であり、それぞれが上下の卦の真ん中に座しています。「中」(ちゅう)は卦辞や彖伝が最も一貫して称賛する徳であり、爻がその位にふさわしい陰陽であるかという当否の問いよりも重んじられます。中央にある爻は偏りがなく、調和が取れており、無理に押し通そうとしません。
二爻が象徴するのは、実力がありながら最高権力者ではない人物です。古典における典型的な姿は、宮廷から離れた現場で実際の務めを果たす官吏や臣下です。乾為天はこの位置に「見龍田にあり」を配し、龍が地上に現れて有用でありながら、天にはまだ届かない様子を描きます。この場所は陰の位であるため、陰爻がここに入れば「中」にして「正」となり、爻として望みうる最上の状態となります。
二爻の応じる相手は、君主たる五爻です。この関係は易経の政治的思索の多くを担っています。すなわち、有能な臣下と、その声に耳を傾ける(あるいは傾けない)指導者の姿です。
占断において
動爻としての二爻は、概して良い兆しを示します。自身の立場や持ち場において本分を誠実に果たすことを促し、慎重に向き合うべき目上の人物との関係を示唆することも多くあります。
その戒めは他の爻に比べて穏やかです。分を越えて出過ぎた振る舞いをしないこと、そして自分が正しいことと決定を下す権限を持つこととを取り違えないことです。
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