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四つの爻の値の一つ
老陽
老陽 · Lǎo Yáng
九と数えられる動爻(変爻)。陽爻(一本線)として描かれ、爻辞の読解対象となり、続く之卦において反対の陰爻へと転じます。
九
動爻
極まった陽
変化
- 儀礼上の数
- 9
- 描かれ方
- 陽爻(一本線)
- 変爻
- はい
- 之卦(変卦)において
- 反対の爻に変わる
- 爻辞の読解
- はい
- 漢字
- 老陽 · Lǎo Yáng
その意味
易を立てる際、各爻において単純な肯定や否定が出るわけではありません。四つの値のいずれかが現れ、そのうち「九」である老陽は、振れ幅の極限に達した陽を意味します。
古典の宇宙観には、極限において静止した状態というものがありません。夏至を境に日が短くなり始めるように、極限まで達した陽はすでに陰へと転じつつあります。そのため九は、最初の卦(本卦)では一本の連線として描かれ、二つ目の卦(之卦)では途切れた線として描かれます。そして、その爻に付された爻辞こそが、神託の中で最も直接的に語りかけてくる部分となります。
この名称は、古典の本文自体においても重要な意味を持ちます。卦の初爻が動爻の陽爻であることを示す場合、古典には「初九」と記され、五爻であれば「九五」となります。書中のすべての爻辞はこのように名づけられており、これこそが『周易』に六と九の数字が繰り返し登場する理由です。
占考において
得られた爻が九であったなら、その爻の爻辞を読んでください。そこには、状況が強い負荷を受け、臨界点に達して動き出そうとしている具体的な節目が描かれています。
九は能動的な動きとして読み解かれる傾向があります。自ら行っていること、あるいは事態の進展において推し進められている何かが、限界まで引き伸ばされ、もはやその場に留めておくことができない状態を表しています。
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